英国のバーミンガムで開催中のバドミントンの全英オープンで、男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗(NTT東日本)は19日の準々決勝で敗れた。昨年1月の交通事故による負傷で戦列を離れて復帰し、1年2カ月ぶりに臨んだ国際大会は優勝で飾れなかった。
 過去の対戦で6戦全勝だった世界ランキング10位のリー・ジージャ(マレーシア)に、ストレートで敗れた。第1ゲームは15―12から7連続失点を喫して逆転で奪われ、第2ゲームも競り合いを物にできず19―21で屈した。 
 桃田は「(相手は)非常にミスが少なく、すごくアグレッシブな攻撃をしてきて気持ちで押されてしまったかな」と敗戦を振り返った。リー・ジージャは、桃田が敬意を抱く元世界ランキング1位のリー・チョンウェイが引退後のマレーシアでエースを担う。「桃田はとてもタフ。全てのショットに集中した。競技人生でとても特別な瞬間」と喜んだ22歳にとっては、延期された東京五輪に向けても自信を深める勝利になった。
 右眼窩(がんか)底骨折の大けがから復帰した桃田は、新型コロナウイルスの影響による大会中止や自身の陽性判明もあり、ようやく国際大会のコートに立てた。「完全に復活した自分を見てもらいたい」と意欲を示していたが、力強さを印象付ける舞台にはできなかった。(時事)
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