政府は23日公表した3月の月例経済報告で、景気の全体判断を「持ち直しの動きが続いているものの、一部に弱さが見られる」に据え置いた。新型コロナウイルス対策で再発令された緊急事態宣言の下、個人消費の低迷が続いたことを踏まえた。景気の持ち直しをけん引してきた輸出は「このところ増勢が鈍化している」と昨年5月以来10カ月ぶりに下方修正した。
 全体判断は感染再拡大を受け、2月に「持ち直しの動きが見られる」から下方修正していた。ただ、宣言は21日の期限で全面解除されたため、3月は景気の先行きについて「感染の動向が内外経済に与える影響に十分注意する必要がある」と指摘、2月までの「下振れリスクの高まり」との表現を削除した。 (C)時事通信社