コロナ下での2シーズン目も球場での観戦方法や人数は制限される。ライフスタイルも変容する中、各球団は新たなファンサービスを開拓し、顧客維持に奔走する。
 ソフトバンクは開幕前に動画チャンネル「ホークスTV」を始めた。1軍試合のダイジェストや2軍戦に加え、選手のプライベートに迫る企画、自前だからこそ撮影できる貴重な選手動画などオリジナルの内容を充実させ、月額制で提供する。当面は試合映像以外のコンテンツを売りにし、コアなファン層を狙う。
 ソフトバンクの井上勲広報室長は「巣ごもり型の生活様式になり、映像コンテンツは需要がある。取材制限で露出も少なく、球団独自の発信は重要」と説明。楽天も同様のサービスを開設した。
 日本ハムはオンライングッズショップで5500円以上購入した人に、開幕に合わせて選手にメッセージを送れるサービスを行った。メッセージはロッカールーム横に掲示され、それを見た選手の反応をSNSで配信する。担当の曽山雅仁さんは「ファンの方が全員球場に来場できるわけではない。来られなくても選手とコミュニケーションが取れる方法は何だろうと考えた」と話す。
 ウィズコロナの時代、球場観戦者へのサービスも変わる。DeNAは昨年の経験から応援方法を模索。鳴り物に応援歌という従来の形に代わって提案するのが「横浜CLAP」。ファンに手拍子を誘導する演出を準備し、高揚感を味わってもらう。広報の高橋美絢さんは「拍手を通して音で盛り上がることで、新たな一体感を感じてもらえるようになればうれしい」と望んでいる。 (C)時事通信社