新型コロナウイルスの影響による入国制限で、支配下登録されている外国人選手の約半数が開幕には間に合わない。球団によって来日状況に差があり、特にペナントレース序盤の戦いには大きな影響が出そうだ。
 DeNAは他球団とビザ申請方法が違ったため、昨季25本塁打のソトやオースティンをはじめ、育成を含めた全10選手が不在。三浦監督は「嘆いてもしょうがない。今いる選手で力を合わせてやる」と前を向くが、主砲を欠いた打線は迫力不足が否めない。
 日本ハムは若手選手にとってチャンスと捉える。投手陣は昨季8勝のバーヘイゲンら3人を欠くが、栗山監督は「空いた場所がある分だけ、プラスはあって単純な引き算ではない」と話す。若手が1軍でアピールする機会が生まれ、ドラフト1位新人の伊藤(苫小牧駒大)らが先発ローテーションに入った。
 ヤクルトは新加入のオスナ、サンタナの長距離砲が合流できず、ベテランの内川に5番を任せることになった。高津監督は「獲得した時のイメージとは違うけど、その中で役割を分かってくれている」と信頼を置く。
 緊急事態宣言が解除され、政府は特例で外国人選手の入国を認める方針だが、来日後は2週間の隔離期間が必要となる。この間は球団施設などの練習場所が確保されるものの、戦力となるのは2軍戦などで実戦を積んでから。入国できても、すぐには計算できない。
 日本野球機構の井原敦事務局長は、事態が前進していることを強調しながらも「具体的な日にちを特定するのは難しい」。各球団の戦力が整う時期は依然、不透明だ。 (C)時事通信社