【ニューヨーク時事】英製薬大手アストラゼネカは24日、米国立アレルギー感染症研究所から臨床試験(治験)データの不備の可能性が指摘されていた新型コロナウイルスワクチンについて、米国で実施した治験の結果を改めて公表した。発症を予防する効果は76%で、同社は「高い有効性が確認された」として、近く米当局に緊急使用許可を申請する方針。
 同社が22日に公表した米国での治験結果では、予防効果が79%に上り、血栓発症リスクの増加もみられなかったという。これに対し、感染研は「古いデータが含まれている可能性がある」と指摘し、最新のデータを速やかに公表するよう要請していた。
 アストラ社のワクチンは、欧州連合(EU)など多くの国・地域で承認済みだが、接種後に血栓ができる事例が報告され、一部で接種が一時停止された。日本では2月に承認申請されている。 (C)時事通信社