政府は30日、災害時などに海上で医療活動を行う拠点となる「病院船」について、当面は建造しない方針を示した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、活用が検討されたが、災害時の医療従事者の確保が難しいことや、平時の有効な活用法がないことなどを理由として列挙。「感染症対応のために新たな船舶を建造する必要性は乏しい」と結論付けた。
 一方で「既存船舶の活用により、災害時の医療提供体制の充実に取り組む」と表明。2021年度、自衛隊艦船などを使った災害医療の訓練を行うことを明らかにした。病院船建造の代替策としての活用を模索する。 (C)時事通信社