米大リーグのベンチ入り枠が、2019年まで長く採用されてきた25人から、今季は26人となる。本来は20年から導入される予定だったものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、ずれ込んだ。
 この変更を最大限に活用しようとしているのが、菊池が所属するマリナーズだ。先発投手のローテーションをメジャーで一般的な5人ではなく、6人で回すことを計画しており、サービス監督は「確実にうちの利益になる」と断言する。
 26人枠のルールは投手の上限を13人と定めているが、今季については、この制限は適用されない。そこでマリナーズは、先発を増員した上で救援はこれまでと同等の8人を維持し、今季は14投手体制で臨むという。
 先発が1人増えれば、162試合を戦うレギュラーシーズンでは大幅な負担軽減につながる。サービス監督は「先発投手の健康を保つことができるチームが、最後まで勝ち残る可能性が最も高い。私はそう信じている」と持論を語る。
 同じア・リーグ西地区でしのぎを削る大谷のエンゼルス、アストロズと比べれば、戦力は明らかに劣っており、マリナーズの下馬評は低い。ただ、先発陣にはエースのゴンザレスのほか、ヤンキースから復帰したパクストン、そして菊池と力のある左腕がそろう。それだけに、戦略が機能すれば、勝算はあるとサービス監督はみている。 (ロサンゼルス時事)
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