東京五輪・パラリンピック組織委員会は30日、長野市の新型コロナウイルスの感染状況悪化を踏まえ、市内で4月1日に予定している五輪聖火リレーのうち、観覧客の密集が予想される善光寺仲見世通り部分のリレーと、一日の終わりに行う聖火到着時のセレモニー「セレブレーション」を無観客で実施すると発表した。長野県が同市内の感染警戒レベルを1段階引き上げてレベル5としたことに伴う措置。
 聖火リレーでは、25日に福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)で行われた出発式とスタート直後の走行部分は観客を入れずに実施されたが、それ以外で無観客が決まったのは初めて。松本市などを通る長野県内の4月2日のリレーは観覧客を入れて予定通り行う。
 組織委の担当者は「長野県の意向を尊重し、安全最優先で実施する方針を確認している」とした上で、「今後も全国の自治体と緊密に連携して判断する」と述べ、他自治体におけるリレーも感染状況に応じた対応を取る考えを示した。 (C)時事通信社