日本医師会(日医)の中川俊男会長は31日の定例記者会見で、厚生労働省の職員23人が深夜まで送別会を開き会食していた問題について、「国民への背信であると同時に、医療関係者や他の厚労省職員の努力を踏みにじるもの。本当に残念だ」と批判した。
 中川氏は、会食報道を聞いたときの心境を「率直に耳を疑った。緊急事態宣言を何とか解除した直後のことで、衝撃を受けた」と振り返った。その上で同省に対し、「国民の信頼を取り戻してほしい。徹底した感染者の抑制こそが収束への近道であることを、改めて理解してほしい」と訴えた。
 現在の新型コロナウイルスの感染状況に関しては、首都圏や関西の新規感染者の急増を踏まえ、「確実に『第4波』に向かっている」と指摘。大阪府に対する特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」の適用については、「(政府は)ちゅうちょすべきではない」と述べ、早期の決定を改めて求めた。 (C)時事通信社