東京消防庁の第28代消防総監に就任する同庁の清水洋文次長(58)が31日、記者会見した。新型コロナウイルス感染症への対応策として、24時間体制で患者の入院調整などを担う救急部の職員を増員すると表明。「重責に身の引き締まる思い。全力を挙げて職責を全うしたい」と決意を述べた。
 就任は4月1日付。清水氏は首都直下型地震や大規模化する自然災害への対応について、「実践的な訓練を推進して部隊を育成したい」と強調した。今夏に予定されている東京五輪・パラリンピック期間中は、「大会関連施設の防火対策や警戒に万全を期す」と述べた。
 コロナ禍の「新しい日常」を踏まえ、インターネット交流サイト(SNS)などを活用した情報発信を進める。救急患者の搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」の対応について、「第4波が来るかもしれないので、対応できるよう関係機関と連携を強化していければ」と語った。
 東京都檜原村出身で専修大卒。1981年に入庁し、四谷消防署長、企画調整部長などを経て、2019年4月から次長。 (C)時事通信社