【パリ時事】フランスのマクロン大統領は31日、テレビ演説を行い、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4月5日に全国の小中高校を閉鎖し、遠隔授業に切り替えると発表した。12日から一斉に春休みに入り、小学校は26日、中高校は5月3日に通常授業を再開する。また、一部地域で導入している移動制限や店舗休業措置を4月3日夜から4週間、全土に拡大する。
 マクロン氏は変異株について「感染力と致死率が高く、(第2波に見舞われた)昨秋よりも危険だ」と指摘。「感染は加速しており、制御できなくなる可能性がある」と強調し、新たな規制強化に理解を求めた。
 4月3日夜以降、自宅から半径10キロを超えて移動する際には正当な理由を記した証明書の携帯が必要。ただ、生活必需品を扱う店のほか、書店や家電量販店も営業が許可されるなど、昨年3月のロックダウン(都市封鎖)時に比べると規制は緩和されている。
 保健省は31日、過去24時間の新規感染者数が約6万人に上ると発表した。集中治療室(ICU)の入院患者は5000人を超え、昨秋の第2波より悪化している。 (C)時事通信社