「ピザチェーンがチーズの香水発売」「えびせんでだしを取った新ラーメン」―。今年も新型コロナウイルス禍の中で迎えたエープリルフールの1日、インターネット上では各企業が工夫をこらした「うそ」を発信し、人々を楽しませた。一方で、昨年に続きジョーク企画を自粛した企業や、感染をめぐるうそをつかないよう戒める投稿も相次いだ。
 1日午前0時になると、交流サイト(SNS)上にはエープリルフールにちなんだ投稿が次々に書き込まれた。ツイッターで「カレーが好評なので、きょうからカレー屋に生まれ変わります」と発表したのは大手牛丼チェーン「松屋」。うどんチェーンの「はなまるうどん」は、ジューシーなお揚げで作った「オアゲノマスク」をプレゼントすると呼び掛けた。
 一方、例年ユニークな企画を展開してきた検索大手グーグルは、昨年に続き今年も参加を見合わせた。医師で小説家の知念実希人さんは「エープリルフールのうそは楽しく笑えるのが基本。コロナ関係のうそは決して笑えません」と投稿。ITジャーナリストの篠原修司さんは、感染者を装ったうそで威力業務妨害罪に問われた人もいるとして「絶対に言わないように」と呼び掛けた。 (C)時事通信社