【ワシントン時事】米疾病対策センター(CDC)は2日、新型コロナウイルス流行を受けた旅行に関するガイドライン(指針)を改定した。「ワクチン接種を完了した人は国内を安全に旅行できる」として、国内旅行前後の感染検査や旅行後の自主隔離を不要とする。コロナ禍による利用客減少で苦境に立たされている航空業界には、朗報となりそうだ。
 新指針は、米国で使用が認められたワクチンの接種を完了した人が対象。マスク着用や対人距離の確保を条件に、自主隔離などを免除する。
 一方、中国、ブラジル、大半の欧州諸国などからの外国人の入国を原則として認めない措置は維持される。それ以外の国からの渡米についても、搭乗前の感染検査と陰性証明が引き続き義務付けられる。
 米国で使用されているワクチンのうち、米ファイザーと米モデルナの製品は2回、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の製品は1回で接種が完了する。CDCの集計によると、米国では2日までに、全国民の30%強に当たる1億人余りが少なくとも1回のワクチン接種を受け、約5800万人が接種を完了した。 (C)時事通信社