ホテルのボイラー室などで働いていた男性が、アスベスト(石綿)を吸い込み中皮腫で死亡したのは、国が対策を怠ったのが原因だとして、遺族2人が5日、国に計10万円の損害賠償を求める訴訟を札幌地裁に起こした。
 提訴したのは、死亡した一宮次男さん=当時(60)=の妻美恵子さん(72)と40代の娘。
 訴状によると、次男さんは1964年から札幌市内のホテルでボイラー室などの設備係として勤務。機械の点検などを担当していたが、2001年に中皮腫と診断され、02年4月に死亡した。 (C)時事通信社