【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)は6日発表した最新の世界経済見通しで、2021年の世界全体の成長率を6.0%と、1月の前回予測から0.5ポイント上方修正した。新型コロナウイルス危機対応の財政出動やワクチン普及に伴う景気回復の加速を想定。統計上さかのぼることが可能な1980年以降、過去約40年で最大の伸びを見込んだ。
 IMFは、各国の財政支援が累計16兆ドル(約1770兆円)に達し、「コロナ危機と経済危機の出口が一段と見えるようになった」と指摘。米国が主導する持ち直しが続くと想定し、22年も4.4%と0.2ポイント引き上げた。
 ただワクチンの普及ペースや変異ウイルスの感染動向には不透明感があり、先行きは「不確実性が高い」と警戒感を示した。「地域や産業により回復に差が出ている」と憂慮した。 (C)時事通信社