製造した皮膚病などの治療薬に睡眠導入剤成分が混入していた問題で業務停止命令を受けた製薬会社「小林化工」(福井県あわら市)に対し、県と同市が工場建設で交付した補助金について、加算金を含む計約9億2500万円の返還を命じる方針を固めたことが9日、分かった。県によると、同社は返還に応じる意向を示しているという。
 県と市は2012年以降、同社の工場2カ所の建設に当たり、補助金計12億円の交付を決定。既に11億円が支払われている。
 しかし、同社では承認内容と異なる製造や、記録の偽造などが判明。県は「法令違反を隠して補助金を受けていた」と判断し、補助金の交付決定を一部取り消し加算金と共に返還を求めることにした。 (C)時事通信社