【サンパウロ時事】南米ベネズエラ北西部ヤラクイ州スクレの市長が、新型コロナウイルス感染者が居る家は「訪問お断り」の紙を張るよう命じ、論議を巻き起こしている。検事総長は7日、国の新型コロナ対策や指針に反しているとして捜査を命じるとともに、取り除くよう求めることを明らかにした。
 地元報道によると、スクレのドゥケ市長は6日、インターネット交流サイト(SNS)に、感染者や感染が疑われる家族がいる家の戸口に赤い「通行止め」のマークをあしらった「隔離措置中の家庭。訪問はお断り」と書かれた紙を張る様子を投稿。市長は「市民を守るためだ」と主張した上で、剥がした者には1度目は罰金を科し、2度目はガスや食料配給を止めるなどと警告した。
 この措置について、ネット上で「自分の家に張られたらどう思うか」「予防措置には同意するが、人権侵害」などと非難が上がる一方、「地域に注意を呼び掛けただけ。問題が収まるまでは仕方ない」などと擁護する声もある。 (C)時事通信社