東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は9日、東京都内で定例記者会見を開き、大会に出場する日本人選手に新型コロナウイルスワクチンを優先接種する案が政府内で浮上していることに関し、「現時点ではそういう話にはなっていない。ワクチンがなくても安全安心な大会にするという方針は変わっていない」と否定的な姿勢を示した。
 一方で国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が大会参加者のワクチン接種を推奨していることを踏まえ、「今後はIOCの考えを注視していく」と述べた。 
 組織委は9日、沖縄など5県で5月1~12日に行われる聖火リレーを予定通り公道で実施すると発表した。しかし、沖縄県は12日から新型コロナ対策の「まん延防止等重点措置」が適用される。橋本会長は「感染状況を踏まえ、できるだけ柔軟な対応をする」と話した。(C)時事通信社