厚生労働省は9日までに、変異した新型コロナウイルス患者について、PCR検査なしの退院を可能とする事務連絡を都道府県などに出した。全国で変異型の検出数が増加しており、病床逼迫(ひっぱく)を避けるため従来型と同様の対応へと緩和した。
 国立感染症研究所によると、空港検疫で確認された変異型と従来型の感染者を比べたところ、診断から7日目のウイルス量に差は見られず、10日後にはいずれも感染性がない状態となった。
 これを受け厚労省は、症状のある変異ウイルス感染者は発症日から10日、重症者は15日経過し、かつ症状が治まって72時間が過ぎた場合、PCR検査をしなくても退院できるようにした。無症状者についても、検体を採取してから10日後に検査なしで退院や宿泊療養の解除を可能にした。 (C)時事通信社