政府による新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」が東京都に適用されたことを受け、都内百貨店は12日から、レストランフロアの閉店時間を午後8時に繰り上げた。飲食店以外の店舗部分でも時短営業とする動きが出ている。多くの人出を見込んでいた大型連休前の時短要請は各社の収益に打撃を与えそうだ。
 三越伊勢丹ホールディングスは、伊勢丹新宿本店、日本橋三越本店、銀座三越、伊勢丹立川店の4店舗について、午後9時だったレストランの営業時間を午後8時に繰り上げた。そごう・西武は、西武渋谷店の飲食フロアの閉店時間を午後8時に早めたほか、西武池袋本店では全館が午後8時に閉店する。
 高島屋も日本橋、新宿、玉川、立川の各店舗について、レストランの閉店時間を午後8時に前倒しした。村田善郎社長は12日の決算記者会見で、「(先に適用された)大阪では既に少し影響が出始めている。東京でも当然影響はあるだろう」と懸念を示した。都心に店舗を構える別の百貨店からは「大型連休前の適用は正直言って残念」と落胆の声が聞かれた。 (C)時事通信社