愛媛県の中村時広知事は14日、臨時記者会見を開き、21日に予定されていた松山市内での東京五輪聖火リレーについて、正式に中止すると大会組織委員会に申し入れ、了承を得たと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う措置。聖火到着時の同市内での点火セレモニーは、一般客を入れずに行う。
 同市では3月にクラスター(感染者集団)が発生。その後も感染確認の減少傾向が見られていない。
 県内の聖火リレーの日程は21、22の両日で、全20市町を走行する予定だった。同市を除く19市町では今のところ予定通り実施する方針。松山市では代替リレーも実施しないものの、点火セレモニーの場で、走行予定だった27人のランナーがリレーの代わりに聖火を順に受け渡す「トーチキス」を行う。
 中村知事は「(松山市でも)何とか実施したかったが、医療体制に負担をかけることは避けなければならない。松山市民には申し訳ないが、この状況を理解してほしい」と語った。 (C)時事通信社