神奈川県の黒岩祐治知事は14日、新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」の適用を政府に要請する方針を表明した。15日に対策会議を開いて正式に決める。首都圏では東京都が重点措置の対象となっているほか、埼玉県が要請を検討している。また、すでに対象となっている兵庫県は区域拡大に向けた検討に入った。
 神奈川県内の14日の新規感染者は205人で、200人を超えたのは2月6日以来。黒岩氏は1日の新規感染者が200人程度となったら重点措置の適用要請を判断するとかねて表明していた。
 黒岩氏は14日、県庁で記者団に「自宅療養中の人が急に具合が悪くなって病院に運ばれ、搬送調整が忙しくなってきている」と説明。20、30代の感染者の増加や変異ウイルスの拡大を踏まえ、「重点措置を要請する段階に来ている」と述べた。
 一方、兵庫県の井戸敏三知事は14日、県庁で記者団の取材に応じ、重点措置の対象区域を拡大する方向で検討していることを明らかにした。感染者数が増加傾向にある宝塚、伊丹、明石市などを候補に挙げた。15日に対策本部会議を開いて議論する。
 県内では14日、過去最多となる507人の新規感染者が判明。同県では現在、神戸市など4市が対象区域に指定されているが、井戸氏は「(感染者数が)急上昇している地域の実情を分析した上で、対象区域の範囲についても検討課題とする」との考えを示した。 (C)時事通信社