【ワシントン時事】16日の日米首脳会談は、バイデン米政権が最優先課題として新型コロナウイルスの封じ込めを進める中で行われた。米国内の新規感染者数が再び増加の兆しを見せていることもあり、一連の行事では厳重な感染防止策が講じられた。
 「新型コロナの予防策を講じ、注意を払いながら話をしている」。ホワイトハウスで開かれた会談後の共同記者会見で、バイデン氏は感染防止に万全を期していることを強調した。両首脳とも既に2回のワクチン接種を受けているが、並んで会見場に姿を現し登壇するまでマスクを着用。握手も「自粛」した。
 就任から間もなく3カ月を迎えるバイデン氏は、これまで国内出張も最小限に抑え、国民にも感染拡大につながりかねない行動を自粛するよう呼び掛けてきた。外国首脳との初の対面会談で感染者が出れば、政治的打撃となりかねない。
 日本側も今回は、政府代表団を通常より少ない80人ほどに絞り、首相夫人や閣僚も同行せず。共同記者会見は出席者を限定して開かれた。両首脳による夕食会も見送られ、バイデン氏は記者会見を終えると、週末を過ごす地元デラウェア州ウィルミントンに向かった。
 米疾病対策センター(CDC)によると、米国内の感染者数は世界最多の延べ3100万人超。7日間の平均で見た1日当たりの新規感染者数は、1月の25万人前後から3月には5万人台に減ったが、最近は7万人近くにまで増えている。 (C)時事通信社