【ニューデリー時事】インドの首都ニューデリーの当局は19日、新型コロナウイルス感染の再拡大に伴い、同日午後10時から1週間の都市封鎖を行うと発表した。生活必需品の買い出しやワクチン接種などを除き、外出を禁止。首都での終日の外出規制は昨年3~5月の全土封鎖以来で、地元当局は危機感を強めている。
 インド政府によると、19日午前8時までの24時間の新規感染者数は27万人を超え、死者も1600人を上回る。ニューデリーでは2万5000人以上が新たに感染。デリー首都圏政府のケジリワル首相は記者会見で「医療システムは限界だ」と強調し、規制への理解を求めた。
 インドでは、1月中旬にワクチン接種が始まり、市民に気の緩みが生じた。また、ヒンズー教の春の祝祭「ホーリー」や、3年に1度の祭り「クンブメラ」で厳しい規制を取らなかったことも、感染再拡大の要因とみられる。
 インド各地では病床不足などが深刻化。1億人以上が1度目のワクチン接種を終えたものの、供給体制の不備から、希望者にワクチンが行き渡らない状態も続いている。 (C)時事通信社