新型コロナウイルスの感染が拡大する大阪府に対して、政府は20日までに、各省庁が所管する病院などから看護師約90人を派遣する方針を固めた。府が同日明らかにした。
 看護師らは重症者を治療する臨時医療施設「大阪コロナ重症センター」(大阪市)などでの活動が予定されている。同センターは看護師不足のため、稼働病床が全30床中21床にとどまっているが、派遣を受け週内にも全床で稼働できる見通しとなった。
 厚生労働省によると、大阪府の要請を受けて各省庁に派遣を打診。同省は国立病院などから看護師を募った。このうち文部科学省は22の大学病院から、集中治療室勤務などの経験がある看護師計35人を派遣する予定だ。
 萩生田光一文科相は20日の閣議後の記者会見で、「大変な所に派遣して支え合うことは大事だ」としつつ、各地の高度医療などを担う大学病院本来の役割とのバランスが必要だと指摘した。 (C)時事通信社