新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大阪府が20日、緊急事態宣言の発出を国に要請した。東京都も宣言要請を検討しており、都民らからは約3カ月後に迫った東京五輪への影響を懸念する声が上がった。
 「このまま感染者が増え続ければ五輪開催は難しいのではないか」と語るのは、千代田区の会社員木下浩平さん(37)。都に対し「大阪のように歯止めが利かなくなってからでは遅い。早めの対策が重要だ」と早期要請を求めた。
 銀座では医療従事者の40代女性が「街に出ることへの危機感を強めるためにもやむを得ない」と宣言の効果に期待を示した。「五輪は開催してほしいが、中止する場合は早めに決めるべきだ」と語った。
 都内の会社に勤める千葉県松戸市の70代男性は「(五輪を)やってほしい思いはある」と語る一方で、「海外から大勢の人が来ると感染拡大のリスクがある」と表情を曇らせた。
 有楽町のドイツ料理店「バーデンバーデン」の店長(48)は「中途半端に宣言の発令と解除を繰り返すなら、厳しい措置でしっかりと封じ込めた方がいい」と語った。 (C)時事通信社