富士フイルム富山化学は本日(4月21日)、抗インフルエンザ薬ファビピラビル(商品名アビガン)について、50歳以上の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者を対象に、新たな国内第Ⅲ相臨床試験を開始したと発表した。

重症化リスク保有患者が対象

 昨年(2020年)行われたファビピラビルの臨床試験では、特にCOVID-19発症早期の患者で症状改善を早める効果が示唆された(関連記事「アビガン、新型コロナで第Ⅲ相試験開始」)。そのため、今回の第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照試験では重症化危険因子を有する発症早期患者を対象とした。

 具体的には、発熱などの症状発現から72時間以内かつ基礎疾患、肥満などの重症化危険因子を有する50歳以上のCOVID-19患者。主要評価項目は重症化した患者の割合とし、有効性と安全性を検証する。

(渡邊由貴)