衆院北海道2区、参院長野選挙区の両補欠選挙と参院広島選挙区再選挙が25日、投開票される。北海道を除く2選挙は与野党候補による事実上の一騎打ちの構図。菅政権初の国政選挙で、与野党幹部らは24日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う3回目の緊急事態宣言を翌日に控え、最後の訴えのため現地を駆け回った。
 広島の再選挙は参院選をめぐる買収事件で有罪判決を受けた河井案里氏=自民離党=の当選無効に伴うもので、「政治とカネ」の問題が争点となった。最終盤まで接戦が伝えられ、与野党は選挙戦最終日、知名度の高い弁士を集中投入した。
 与党側は自民党の丸川珠代五輪担当相と公明党の斉藤鉄夫副代表が広島市でそろって街頭演説に立った。丸川氏は「何が何でも(議席を)取らなければいけない」と強調。斉藤氏は「野党陣営は基本的考え方が異なる人たちの集まり。そういう無責任なことではいけない」と訴えた。
 立憲民主党の枝野幸男代表は広島市で、自民党議員らが絡む「政治とカネ」の問題が広島以外でも取り沙汰されていることに触れ、「怒りを一票に託し、選挙結果で突き付けなければ同じことが繰り返される」と力説。国民民主党の玉木雄一郎代表は「今回は世直し選挙だ」と呼び掛けた。
 与野党とも3選挙を秋までにある衆院選の行方を占う前哨戦と位置付けており、結果は菅義偉首相の政権運営や衆院解散の判断に影響しそうだ。 (C)時事通信社