スマートフォンなどの液晶画面が発する青色光から目を守るとされるブルーライトカット眼鏡について、日本眼科学会などは26日までに、「子どもに推奨する根拠はなく、むしろ発育に悪影響を与えかねない」との意見書を公表した。意見書は6団体の連名で、眼鏡使用により太陽光がカットされることで子どもの近視が進む恐れがあると指摘した。
 青色光は太陽光や電球から出る光に含まれる。目に見える光の中では波長が最も短く、エネルギーが強い。長時間見ることによる睡眠障害や眼精疲労の軽減をうたう眼鏡が売られている。
 意見書は、デジタル機器から出る青色光は窓越しの自然光より少ないため網膜に障害を生じさせるレベルではなく、過剰に恐れる必要はないと指摘。子どもがこうした眼鏡を日中に使用し、十分な太陽光を浴びない場合、近視が進行するリスクが高まるとした。
 米国眼科アカデミーは、ブルーライトカット眼鏡を推奨せず、目が疲れた時は休憩を取るべきだとしている。また、夜遅くまでスマホなどの強い光を浴びると睡眠障害をきたす恐れがあるため、就寝2~3時間前からデジタル機器の使用を控えることを勧めている。 (C)時事通信社