【マニラ時事】アジア開発銀行(ADB)は28日、日本などを除くアジア太平洋46カ国・地域で昨年、50万人以上の児童・生徒が中途退学を余儀なくされたと推計した。「新型コロナウイルスの感染拡大が貧困層を増やし、子どもの教育費を工面できない家庭が増えた」と分析している。
 ADBは「コロナ禍の経済縮小は失業や所得減少をもたらした」と指摘。1日3.2ドル(約350円)未満で暮らす貧困層が1億6200万人以上に及ぶと試算した。その上で「教育費を賄えない家庭も増えた」とし、幼稚園・保育園から小中高校までの児童・生徒のうち、2020年に少なくとも50万6130人が中退したと見積もった。1人当たりの国内総生産(GDP)減少額から算出した。 (C)時事通信社