Zホールディングス(HD)=2022年3月期連結業績(国際会計基準)予想は、売上収益が前期比26.1%~30.2%増の1兆5200億~1兆5700億円だった。調整後EBITDA(利払い、税、減価償却、償却控除前利益)は2.8~6.2%増の3030億~3130億円を見込んだ。新型コロナウイルス禍の事業環境は不透明として、業績予想に幅を持たせた。 
 21年3月期連結業績は売上収益が14.5%増の1兆2058億円、営業利益が6.5%増の1621億円だった。コロナ禍による「巣ごもり需要」で傘下ヤフーのインターネット販売などが好調だった。3月のLINEとの経営統合も業績拡大に大きく寄与した。
 ネット販売事業は衣料販売サイトZOZOやヤフーの販売事業などが好調に推移し、取扱高は24.4%増の3.22兆円に達した。スマートフォン決済「ペイペイ」の決済回数は年間で20億回を超え、前期比約150%増となった。広告などメディア事業は、コロナ禍の影響を受けたものの、売上収益が1.4%増、営業利益は4.4%減だった。
 LINEが個人情報管理をめぐり、総務省などの行政指導を受けたことについて、ZHDの川辺健太郎社長は「親会社として責任を持って管理、監督する」と表明。引き続きデータガバナンス、セキュリティー強化を重要な経営課題に掲げる方針を表明した。LINEの出沢剛社長はサーバーの国内移転で年間20億円程度の影響が出ると説明。行政指導について「真摯に受け止めている」と述べ、利用者などに陳謝した。(C)時事通信社