日本医師会の中川俊男会長は28日の定例記者会見で、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が5月11日までとなっていることに関し、「2週間はかなり短く、感染者数が下がり切らない可能性がある」として、予定通りの解除に慎重な姿勢を示した。その上で「東京都の新規感染者数が、1日100人以下になるなどの(目標が)達成されたら解除する成果型の基準にしてはどうか」と提案した。
 コロナワクチンをめぐっては、政府が計画する大規模接種会場の設置について、「一定の評価をしている。いろんな場所で接種できるようにしてほしい」と述べた。自民党が提案する24時間体制での接種に対しても、「医師らに(夜間勤務などの)手当ができれば、やった方がいい」と語った。
 一方、東京五輪への医療従事者派遣については「ワクチン接種でも看護師不足と言われる時に、どうなるんだという感じだ」と懐疑的な見方を示した。 (C)時事通信社