厚生労働省は28日、変異した新型コロナウイルスの疑い例が27日までに累計で1万102人となり、初めて1万人を超えたと発表した。この1週間で新たに4186人増え、増加幅は前週(2352人)の約1.8倍に上り、変異株の拡大は加速し続けている。
 厚労省によると、都道府県別の累計は、大阪府が2045人、東京都が1883人と突出して多く、前週と比べてそれぞれ1066人、916人増加した。同省の専門家組織は27日、関西圏での変異株の割合が8割程度と高い水準となり、「置き換わったと推定される」との見解をまとめている。
 このほか、神奈川県(557人、前週比297人増)、埼玉県(563人、同221人増)、愛知県(380人、同163人増)などの増加幅が目立った。
 全遺伝情報(ゲノム)解析で確定した変異株の累計感染者数は、空港検疫を含めて2549人。引き続き感染力が強い「N501Y」変異のある英国型が大半を占めた。
 インドで猛威を振るう変異株については、これまでに国内で計21例確認されている。 (C)時事通信社