アジア太平洋地域の経済発展を支援するアジア開発銀行(ADB)の年次総会が5月3~5日、オンライン形式で開かれる。ADBが28日公表した見通しでは、2021年の域内経済はコロナ禍からの堅調な回復を見込むものの、回復ペースは国・地域でばらつく。総会では持続的な経済成長の実現へ、各国・地域が協調する姿勢を確認する。
 総会に合わせ、日本と中国、韓国、東南アジア諸国連合(ASEAN)の財務相・中央銀行総裁会議を3日に開催。日中韓3カ国の財務相・中銀総裁会議も開かれる見通し。日本からは麻生太郎財務相と黒田東彦日銀総裁が出席する予定だ。
 昨秋の総会時の日中韓とASEANの財務相会議では、危機時に外貨を融通し合う「チェンマイ・イニシアチブ」に関し、国際通貨基金(IMF)の関与なしに融通できる金額の引き上げで合意し、3月に新たな仕組みが発効した。
 今回はこうした域内金融の安定化とともに、経済の安定的な回復に向け政策を総動員することを再確認するとみられる。気候変動問題でも意見が交わされそうだ。 (C)時事通信社