【ニューデリー時事】新型コロナウイルスの新規感染者数が世界最多のインドで、ワクチン接種対象を18歳超に拡大するのに当たり、スマートフォンを使った政府の予約システムがトラブルに見舞われた。政府は不具合を解消したと強調するが、受け付け2日目の29日も接種予約ができない状態が続いた。18歳超の接種開始は5月1日で、混乱も予想される。
 政府の発表では、29日朝までの24時間に国内で約38万人が新たに感染し、3600人以上が死亡。いずれも過去最多を更新した。新規感染者が30万人を超えたのは8日連続。患者を受け入れられない「医療崩壊」の状況改善の見通しは立っておらず、国民は早期のワクチン接種を望んでいる。
 接種予約は、政府のシステムにつながるアプリを使用する。予約可能な年齢が45歳以上から18歳超に拡大された28日にトラブルが多数報告された。政府は同日夕、「軽微な異常があったが、解消した。1時間で350万人以上が登録した」と説明し、懸念を拭い去ろうと懸命だ。 (C)時事通信社