政府は30日、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、緊急事態宣言が発令された地域で中止になった芸術文化関連の公演や企画展の主催団体に対し、イベント1回当たり最大2500万円を補助すると発表した。スポーツ大会などが中止となった場合も、1試合当たり同額を支給する。いずれも2020年度第3次補正予算で対応する方針だ。
 政府は25日からの緊急事態宣言で、東京、大阪、京都、兵庫の4都府県に対し、大規模イベントを原則無観客で実施するよう要請。これに加え、中止を決断した場合の支援策もそろえる。
 萩生田光一文部科学相は30日の閣議後会見で「いろいろな文化団体がコロナ禍で疲弊している。必要な支援のメニューを引き続き考えていく」と述べた。補助の対象となる経費は、会場のキャンセル料やチケットの払い戻しなど直接的に発生した費用のほか、イベント開催のために借り上げた事務所費や光熱費など、間接的に発生したものも含める見通しだ。
 イベントの中止・延期を余儀なくされた事業者に対し、経済産業省は1回当たり最大2500万円を支給してきた。今回は、経産省の事業の対象外となる中小の劇団などの任意団体や、美術館・博物館の企画展にも対象を拡充する。 (C)時事通信社