運航中に乗客の新型コロナウイルス感染が判明した大型客船「飛鳥II」が1日、横浜港に帰港した。他の乗客約300人と乗員約400人に感染が疑われる症状はなく、乗客は下船後、バスなどでそれぞれ帰路に就いた。
 感染が判明したのは、東京都内に住む60歳代の男性。4月29日の乗船直前に検査を受け、30日に陽性と分かった。濃厚接触者に当たる妻は乗船前と船内の検査で陰性だった。男性と妻は下船後、専用車両で移動し、自主的に隔離、療養をする。
 船は29日に横浜港を出発し、6泊7日で青森県と北海道を巡り、横浜に戻る予定だった。運航会社「郵船クルーズ」(横浜市)の坂本深社長は、変異株の拡大でこのクルーズから乗船前検査を導入したと説明。「結果が2、3時間後に出るよう検討していたが、残念ながら今回間に合わなかった。ご迷惑を掛けて申し訳ない」と述べた。 (C)時事通信社