インターネット通販業者を装ったショートメッセージ(SMS)やメールで偽サイトに誘導し、クレジットカード情報など盗み取る「フィッシング」が急増している。新型コロナウイルス禍でのネット通販利用者の増加が背景にあるとみられ、民間団体は「在宅時間が長いゴールデンウイーク(GW)はさらに注意が必要だ」と話している。
 フィッシングは「アカウントを一時保留しました。解決にサインインが必要です」「お支払い方法を更新してください」などとメッセージを添えたメールやSMSを送付し、添付のリンクから偽サイトに誘導。要求通りにIDやパスワード、カード情報などを入力すると情報が盗まれる。警察関係者は「不用意にメッセージのURLをクリックせず、正規にサイトからログインをしてほしい」と注意を呼び掛ける。
 民間団体フィッシング対策協議会によると、2020年に事業者などから寄せられたフィッシング報告件数は約22万件で、19年の4倍に急増した。同協議会の担当者は、GWで自宅に「巣ごもり」する消費者を狙った被害の増加が予想されるとして、「個人情報を入力する際は一度立ち止まってほしい」と警戒を促している。 (C)時事通信社