新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言について、大阪府が国に延長を要請する方向で調整に入ったことが4日、関係者への取材で分かった。新規感染者数の高止まり傾向と医療体制の逼迫(ひっぱく)が続いていることが理由。連休明けの6日か7日に対策本部会議を開き、府としての方針を決定する。
 緊急事態宣言の期間は11日まで。吉村洋文知事は4日、府庁で記者団に「現状の認識としては緊急事態宣言の措置の内容を緩めたり、解除したりするのは難しいと思っている」と述べ、延長は避けられないとの見解を示した。
 府内の新規感染者は4月27日から6日連続で1000人を超え、5月1日には過去最多を更新する1262人に上った。4日は新たに884人の感染を確認。同日時点の重症者は449人で、重症病床に入り切れず、91人が軽症・中等症病床で治療を受けている。
 吉村氏は4日、新規感染者数や医療体制について「極めて厳しい状況にある」と危機感を改めて表明。また、宣言延長の要請に関して決定する際には、隣接する京都、兵庫の両府県知事と協議する意向を明らかにした。 (C)時事通信社