皇后さまは6日、皇居内の紅葉山御養蚕所で「御養蚕始の儀」に臨まれた。明治以降の歴代皇后が継承してきた養蚕作業の今年最初の儀式。宮内庁によると、ふ化したばかりの蚕に刻んだ桑の葉を与えるなどした。昨年と同様、新型コロナウイルス感染対策で作業に携わる担当者を減らし、飼育品種も純国産種「小石丸」だけに絞った。
 皇后さまはその後、長女愛子さまとともに同庁車馬課主馬班の厩舎(きゅうしゃ)を訪れた。愛子さまが小さい頃から親しんできた「豊歓(とよよし)」号が高齢のため近く御料牧場(栃木県)に移送されることになり、愛子さまが別れのあいさつを希望したという。
 豊歓号は天皇、皇后両陛下が皇太子、同妃時代の1994年に中東を訪れた際、オマーン国王から贈られた「アハージージュ」号の子で、97年に生まれた。 (C)時事通信社