【ワシントン時事】米国立健康統計センター(NCHS)は5日、米国で2020年に生まれた新生児が、前年比4%減の約361万人だったと発表した。出生数減少は6年連続で、1979年以降最低を記録。日本や欧州と同様、米国でも少子化が進んでいることが改めて示された。
 女性が生涯に産む子供の推計人数を示す合計特殊出生率も低下。NCHSは合計特殊出生率について「2007年以降、人口維持に必要とされる水準を下回っている」と説明している。
 月別の出生数を見ると、米国で新型コロナウイルス感染が広がった後に妊娠した年末の落ち込み幅が大きい。ロイター通信は出生数減少について「長期的な減少傾向と、コロナ禍による(雇用悪化などの)影響の両方を反映したものだ」とする専門家の見解を伝えている。
 疾病対策センター(CDC)は先に、人口10万人当たりの死者数を示す20年の死亡率が前年比で16%上昇したと発表。新型コロナによる20年の死者は34万5000人を超え、死因別で心臓病、がんに続き3番目に多かった。 (C)時事通信社