新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言により、昨年3月に大阪で開催された春場所以来となる無観客で始まった夏場所。静寂の中での土俵で、務めを果たそうとする力士の姿に、八角理事長(元横綱北勝海)は「気持ちの持ちようが大変だと思うが、頑張ってほしい」と述べた。
 コロナ禍によって声援の自粛が求められていたものの、拍手だけでも力士には励みとなる。正代は「一度経験して慣れたと思っていたが、いざやってみると静かで違和感があった」と明かした。「自分たちは一生懸命やるだけ」とは貴景勝。集中して、目の前の一番と向き合った。
 制限が緩和される4日目からは、国技館に観客のにぎわいが戻る。大栄翔は「4日目以降はたくさんの方が入ってくれる。それまでに白星を重ねていきたい」と心待ちにした。 (C)時事通信社