新型コロナウイルスの感染拡大を受け、兵庫、岡山、広島各県は10日、東京五輪聖火リレーの公道での実施中止を相次いで表明した。広島では17、18両日、岡山では19、20両日、兵庫では23、24両日にそれぞれ行う予定だった。
 岡山県の伊原木隆太知事は県庁で記者団の取材に応じ、「大変残念だが、公道でのリレーは無理だと判断した」と述べた。県内では8日に過去最多の189人の新規感染者を確認。県は「まん延防止等重点措置」の適用申請に向け国と調整している。
 兵庫県の井戸敏三知事は記者会見で、緊急事態宣言の延長を受け、公道での実施中止を発表。「リレーは五輪への地域の期待を示すシンボルだった。残念だ」と語った。姫路城(姫路市)と篠山城跡(丹波篠山市)の各広場で、観客を入れずにランナーが走るイベントなどを検討するという。
 広島県の湯崎英彦知事は会見で「外出自粛を(県民に要請)しているので、公道で行わないのは間違いのないこと」と述べた。
 山口県は13日に予定していた1日目のリレーの公道での実施中止を発表した。実施地域でクラスター(感染者集団)の発生が相次いでいることが理由。14日は予定通り行う方針だ。 (C)時事通信社