三菱重工業が10日発表した2021年3月期の連結決算(国際会計基準)は、売上収益が前期比8.4%減の3兆6999億円となり、純利益は53.4%減の406億円と半減した。新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に航空機需要が激減し、民間航空機部門などの収益が落ち込んだ。開発を凍結した小型ジェット旅客機「スペースジェット」事業で1162億円の損失を計上したことも響いた。
 石炭火力発電設備などのエネルギー部門も減収減益だった。構造改革を加速するため、子会社の三菱パワー(横浜市)の火力事業などを10月1日付で三菱重工本体に吸収。脱炭素化に向け、発電燃料に水素やアンモニアを混ぜて燃焼させる技術の確立を急ぐ。火力部門などから成長分野への人員再配置も1500人規模で実施する。 (C)時事通信社