全日本空輸は10日、今年の夏と冬のボーナスを支給しないと労働組合に提案した。新型コロナウイルス感染拡大で業績が悪化しており、固定費を圧縮して収支を改善する。合意すれば、記録が残る1962年以降で初めて。昨年度は夏が例年の半分に当たる1カ月分、冬は支給を見送った。
 2021年3月期に連結純損益が4000億円を超える巨額赤字に陥った持ち株会社ANAホールディングス(HD)は、22年3月期に純損益が35億円の黒字に転換すると予想。コロナ禍で旅客需要の回復が遅れる中、人件費を含めて合計で3000億円規模のコスト圧縮を計画している。 (C)時事通信社
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