【ニューデリー時事】ネパール下院は10日、オリ首相の信任投票を行い、反対票多数で不信任となった。政治の混迷は深まり、新型コロナウイルスによる市民の窮状を無視した政争が続く。
 地元紙カトマンズ・ポスト(電子版)によると、サプコタ議長は「(首相信任案の)動議は過半数に届かなかった」と不信任を宣言した。「次の議会は13日に開かれる」と述べている。
 地元有力紙記者は、今後について「オリ氏辞任の可能性がある。総選挙になるかもしれない」と語った。オリ首相は昨年12月、議会解散を決めたが、最高裁は2月、解散は違憲と判断。内紛続きの与党共産党は3月、解党状態に追い込まれた。
 カトマンズ・ポストは10日、国内で1日に約9000人が新たに新型コロナに感染したと報道。隣国インド同様、ネパールでも医療用酸素の不足などが問題となっている。 (C)時事通信社