【ロンドン時事】英議会で11日、ジョンソン首相の施政方針をエリザベス女王が読み上げる「女王演説」が行われた。新型コロナウイルス感染警戒で、議会への入場者数を制限するなど簡略化されたものの、伝統に沿って玉座に座った女王が朗読を行う形で実施。長年連れ添った最愛の夫、フィリップ殿下を先月亡くした女王にとって、喪明け後に公の場で行う最初の本格公務となった。
 首相率いる与党・保守党は、6日投票のイングランド地方選で最大野党・労働党の牙城を奪うなどして勝利を決めたばかり。演説内容はコロナ後の経済復興や雇用促進、医療体制の拡充などに力点が置かれた。
 女王は「パンデミック(世界的流行)からの回復に取り組み、より強く、健全で、さらに繁栄する国にする」と政府の意気込みを代読。また北部スコットランドなどで英国からの独立を望む動きがあることなどを背景に、「連合王国の地域同士の経済的結び付きを強め、全国的に投資を増やし、インフラを改良する」と約束した。 (C)時事通信社