東京パラリンピック開幕まで16日であと100日となる。新型コロナウイルスの影響で開催が危ぶまれる中、日本選手団の団長を務める日本パラリンピック委員会(JPC)の河合純一委員長(46)に胸中を聞いた。
 ―延期を経て、本番まで100日。
 やっとという感じもするし、ついに来たという感じもする。国際大会はこの1年ほぼ止まった状態だ。クラス分けの問題もあり、選手選考で苦慮している競技団体が多い。しっかりと寄り添い、できる限りサポートしたい。
 ―選手団にワクチンが提供される。
 ありがたい。国民の皆さんの安心感を少しでも高めて、安心だと思ってもらえる人を増やさない限り、大会の成功につながらない。極力、接種を推奨したい。最終的には個人が判断せざるを得ないと思うが、自分自身だけのことではないという視点も含めて検討し、結論を出すことが重要だ。
 ―国内では接種率が非常に低い。
 あくまで(国民への接種計画とは)別の枠として、提供を受けた中でやっていく。医療体制を逼迫(ひっぱく)させてまで(接種を)したいということではなく、許されるならば、大会を成功させていくためにありがたくお受けしたいというスタンス。同時に感染症対策も講じることで安全安心な大会ができていく。そこも含めて選手、コーチに伝えていく責任がある。
 ―金メダル目標は20個を維持した。
 実施種目のうちの6~7割が陸上と競泳。こういうところで積み上げることは重要なポイントになる。世界ランクトップの競技でも活躍してほしい。
 ―どんな大会にしたいか。
 ホスト国だから、われわれの活躍がまず第一。(外国選手らとの)交流もいろんな形があって難しさがあるが、日本に来てよかった、東京大会に参加できてよかったという気持ちを各国選手団に持ち帰ってもらえるようにしたい。 (C)時事通信社