【サンパウロ時事】ペルー北西部ピウラ州のへき地に住む小学5年生の少女が、電波状況が劣悪なため、毎日2~3時間に及ぶインターネット遠隔授業を高さ6メートルの樹上で受けている。RPPラジオが10日、伝えた。
 この少女はタンボグランデ在住のシンディ・ガルシアさん。家から1時間ほどの距離にある学校に通っていたが、新型コロナウイルスの感染警戒で昨年から遠隔授業に。シンディさん宅は電気が通っておらず、電波も受信しにくいことから、高所を求め携帯電話やタブレット端末を携え木に登り始めたという。
 シンディさんは「友達や先生とつながるためだが、もう慣れた。午前11時ごろから午後1、2時まで木の上で過ごし、降りて昼食後、宿題をしている」と説明。「一度滑り落ちたこともある。携帯電話は何度も落とし、壊れた」と嘆きながらも、「警察官になりたいので一生懸命勉強しなければならない」と語った。母親は通信会社にアンテナの設置を要望している。 (C)時事通信社