病院勤務医による労働組合「全国医師ユニオン」は13日、新型コロナウイルスへの対応を優先すべきだとして、東京五輪・パラリンピックの中止を国に要請した。同労組は「今国が医療従事者に要請すべきなのはワクチン接種への協力で、スポーツ大会への協力ではない」と強調した。
 要請文は、厚生労働省と内閣府に提出。国内外で変異株が流行する中、海外から選手や五輪関係者らの入国が増えることで「変異株の結集と拡散、さらに新たな変異株を生む環境をつくり出すことになる」と懸念した。
 同労組は勤務医約130人で構成。代表の植山直人医師(内科)は会見で「感染リスクを顧みずに五輪を開催すれば、地域医療が崩壊しかねない。国ははっきりとした姿勢を示すべきだ」と訴えた。 (C)時事通信社